○JR試験用・事業用気動車

国鉄時代には検測用の客車としての登場したマヤ34形やキヤ191系気動車など、
経年による老朽化によって代替えの検測車が分割民営化後に完全民営化した本州3社に登場した。
一方で発行株式の全てをが独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構が保有している、
三島会社はまだ自前の検測車を持たず、本州3社から貸し出しを受けているのが現状である。

 JR東日本

キヤE193系気動車

老朽化した国鉄から引き継いだ検測車の代替えとして、
2002年2月に3両編成1本が新潟鐵工所(現・新潟トランシス)で落成、秋田車両センターに配置。
編成はキヤE193-1+キヤE192-1+キクヤE193-1で愛称は「East i-D」である。
キヤE193形は動力を搭載した車両で信号通信関係の検測を受け持ち、保安装置、補助電源装置を搭載、
キヤE192形は動力を搭載した車両で架線測定を受け持ち、検測用パンタグラフ2基を搭載、
キクヤE193形は動力を搭載しない車両で軌道検測を受け持つ。
機関はカミンズ製直列6気筒、電気式燃料噴射制御直接噴射式横型DMF14HZB×2基、
機関出力は450PS/2,100rpm、駆動装置は液体式、最高速度は110km/hである。


キヤE991形気動車

JR東日本とJR総研が共同開発した電気式気動車のハイブリッド気動車の試作車である。
蓄電池を搭載し、ブレーキ時に回生させた電力を蓄電池に充電、
発進、加速時にその電力を併用しエンジン負荷を軽減する。
両運転台の1両のみが試作され、愛称は「NEトレイン」である。
「NEトレイン」とは「New Energy Train」の意味である。
発電機は3相誘導発電機DM927、主電動機はMT936である。
2003年に製造、宇都宮運転所所属、2007年3月に除籍し、
無車籍のまま2008年7月に水素燃料電池の試験車に改造、長野車両センターに所属した。


 JR東海

キヤ95系気動車

老朽化した国鉄から引き継いだ検測車の代替えとして、
1996年に3両編成1本が日本車輌製造で落成、名古屋車両区に配置、2005年には1編成が追加製造された。
編成はキヤ95+キサヤ94+キヤ95-100番台で愛称は「ドクター東海」である。
キヤ95形は動力を搭載した車両で架線測定を受け持ち、第1編成は検測用パンタグラフを搭載、
キサヤ94形は動力を搭載しない車両で軌道検測を受け持ち、検測用の台車を中間に設置、
キヤ95形100番台は信号通信関係の検測を受け持つ。
機関はカミンズ製C-DMF14HZB×2基、機関出力は350PS、駆動装置は液体式、最高速度は120km/hである。

キヤ97系気動車

レール運搬用の事業用車両として2008年4月に2両編成×4本が日本車輌製造で落成、名古屋車両区に配置、
2008年7月にはロングレール運搬用として13両編成1本が落成、美濃太田車両区に配置された。
定尺レール運搬用は編成キヤ97形+キヤ97形100番台で、2Mの2両固定編成である。
最大積載量は25メートルレール×46本である。
ロングレール運搬用は8M5T編成で、最大積載量は200メートルロングレール×20本である。
キヤ97形200番台が動力を搭載した先頭車で2両、
キヤ96形は動力搭載の中間車で6両、
キサヤ96形は動力を搭載しない中間車で5両ある。


 JR西日本

キヤ141系気動車

老朽化した国鉄から引き継いだ検測車の代替えとして、
2006年2月に2両編成2本が新潟トランシスで落成、京都総合運転所に配置。
編成はキヤ141+キクヤ141で愛称は「ドクターWEST」である。
キヤ141形は動力を搭載した車両で信号通信関係の検測を受け持ち、
キクヤ141形は動力を搭載しない車両で軌道検測を受け持つ。
機関はコマツ製SA6D140H×2基、
機関出力は450PS/2,100rpm、駆動装置は液体式、最高速度は100km/hである。

キヤ143形気動車

気動車の操作体系で使用できる除雪車両として新造された事業用気動車。
冬期は除雪装置を設置してラッセル車として使用、他の事業用車両に連結したり、
機能的には客車牽引機能も有している汎用性を備えたラッセル車である。
両運転台、普通鋼製、機関はコマツ製SA6D140HE-2×2基、
機関出力は450PS/2,100rpm、駆動装置は液体式、最高速度は75km/hである。
2014年2月から現在まで9両が新造され、
敦賀地域鉄道部敦賀運転センターに4両、福知山電車区豊岡支所に2両、
後藤総合車両所に3両が配属されている。



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